■歴史資料館■第74回企画展「花鳥画の系譜 東溪(TOUKEI)と南蘋派(NANPINHA)」を開催します

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■歴史資料館■第74回企画展「花鳥画の系譜 東溪(TOUKEI)と南蘋派(NANPINHA)」を開催します

讃岐画人伝説 南新町出身、亀井東溪参上。

江戸時代高松城下に、亀井(かめい)東溪(とうけい)(17471816)という南新町出身の画人がかつていたことをご存知でしょうか? 彼は幼い時より絵画の才能があり、京坂の地や長崎で画を学びました。

江戸幕府は対外政策として鎖国という方針をとっていましたが、長崎を窓口に中国や西洋の文物に接する機会がかろうじて残されていました。18世紀に入ると、キリスト教に関係のない洋書の輸入が緩和されたことから、当時の知識人たちは目新しい西洋の知識に刺激されることになります。そして自然に対する好奇心から博物学に対する興味が高まりました。中国や西洋の絵画をめぐる動きが日本に伝わるにつれて、自然を写すこと、絵に描くことにおいても、視覚的なモノの見方、捉え方に関して敏感な絵師たちの間で、新しい技法を模索する動きがみられます。享保の頃、中国から招かれた沈南蘋(しんなんぴん)によってもたらされた、後に南蘋派と称される描き方が、絵師たちの目にとても新鮮に映り、長崎から、上方と称された京都・大坂、江戸へと伝わり大流行します。

亀井東溪も南蘋風の描き方に影響をうけた画人の一人です。鮮麗な賦彩と精緻な筆法で写生的に対象を捉えようとする南蘋派の特徴は、特に花弁、鳥の羽毛、動物の毛並みの描き方などに顕著にあらわれ、動植物画が多く描かれました。当時、大坂の代表的な文化人であった木村蒹葭堂(きむらけんかどう)は、上方に南蘋派の描き方を初めてもたらしたとされる鶴亭から、幼い時に画を学びましたが、亀井東溪はその木村蒹葭堂とも交流がありました。亀井東溪の画業は当時から高く評価されており、『東溪画譜』が上方で版行され、木村蒹葭堂、讃岐出身の儒学者柴野栗山が序文を寄せています。優れた画業が高松藩八代目藩主松平賴儀の目に留まり、士分に取り立てられました。そして1803年参勤交代の際に、お供として江戸にも行きました。

本展は、讃岐が誇る画人、亀井東溪の活躍に焦点をあて、上方・江戸での体験、絵画をめぐる交流関係など、その画業を紹介するとともに、画人たちによって描かれた華麗なる花鳥画の数々をみていきたいと思います。

展示場所:高松市歴史資料館 企画展示室(サンクリスタル高松4階)

        〒760-0014 高松市昭和町一丁目2番20号 電話番号:087-861-4520

展示期間:2018年1月27日(土曜日)~3月18日(日曜日) 会期中一部展示替えあり

       前期1月27日(土曜日)~2月18日(日曜日)/後期2月20日(火曜日)~3月18日(日曜日)

休館日:月曜日(ただし、2月12[月曜日・休日]は開館、翌2月13[火曜日]は休館)

開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料:大人200円 大学生150円 高校生以下は無料

        20人以上の団体は2割引

               65歳以上 長寿手帳等年齢を確認できるものの提示で免除

        身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳所持者は、手帳提示で免除

:高松市歴史資料館

協力:鎌田共済会郷土博物館、関西大学東西学術研究所、関西大学図書館、高松南新町商店街振興組合、みなしんビジョン

後援:朝日新聞高松総局、RSK山陽放送、RNC西日本放送、NHK高松放送局、OHK岡山放送、KSB瀬戸内海放送、産経新聞社高松支局、四国新聞社、TSCテレビせとうち、毎日新聞高松支局、読売新聞高松総局

関連イベント

○記念講演会

日時:平成30年2月10日(土曜日) 午後1時30分午後3時

場所:サンクリスタル高松3階 視聴覚ホール

テーマ:「忘れられた大坂の南蘋派」

講師:関西大学文学部総合人文学科教授 中谷 伸生氏

申込不要、参加費無料です。直接会場にお越しください。

 

 ○ワークショップ

日時:平成30年3月3日(土曜日) 午前10~午前1130分

場所:サンクリスタル高松3階 第2集会室

テーマ:「動植物モチーフでモビールを作ろう!」

内容:本展に関連する動植物をモチーフとしたモビールを作ります。

講師:太田 絵美子氏(芸術士)

定員:15名

対象:小学生~大人 ※3年生以下のお子様は、保護者の方同伴

参加費無料

要申込です。2月6日午前9時より電話受付開始。(高松市歴史資料館087-861-4520)

 ○ミュージアムトーク

会期中の毎週日曜日午前10時30分より、企画展示室にて、学芸員・当館サポーターが展覧会の見どころを解説します。(入館料必要)